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日本プリンティングアカデミー 第48回入学式を開催 印刷業界の未来を担う新入生・研修生が新たなスタートを切る

印刷業界に新たな風、JPAが掲げる人材育成とイノベーション

印刷技術に特化した専門教育機関である日本プリンティングアカデミー(JPA)は、2025年4月2日、東京都文京区の本校舎にて第48回入学式および企業研修生入校式を開催した。
新年度は、メディア・コンテンツ学科に日本人2名、中国人3名、計5名の新入生、さらに8名の企業研修生が加わり、印刷業界の未来を担う人材が新たな一歩を踏み出した。

5名の新入生

理事長・学校長のメッセージ|「印刷業界は進化できる」

理事長式辞「印刷業界をイノベーションする」

開式にあたり、花井秀勝理事長が式辞を述べた。花井理事長は「印刷はオールドメディアと捉えられがちであるが、今こそ変革のチャンスである」とし、学生に対して新しい時代を切り拓く役割を期待した。

学校長訓示「人生も印刷も、ゼロから形を作る」

 曺于鉉学校長は「印刷業界に進むにあたって、自らの目指すビジョンを明確に持つこと」の大切さを語った。また、「ゼロから構想し形にしていく点で、印刷と人生には共通点がある」と述べ、学生たちに能動的な学びの姿勢を促した。

花井秀勝理事長
曺于鉉学校長

特別講義「印刷とマーケティング」|紙媒体の価値再構築とは

式典終了後には、花井理事長による特別講義「印刷ビジネスとマーケティング」が行われた。内容は活版印刷の基礎から始まり、デジタル時代における紙媒体の価値、そして印刷表現の多様性と可能性にまで言及した。
「ROI(投資対効果)を高めるためには、特殊紙・特殊加工の活用、クロスメディア展開、さらには五感に訴える紙の力が重要である」とし、今後の印刷業界に求められる視点が提示された。

特別講義の様子

JPAが担う印刷業界の未来と人材育成の重要性

JPAの入学式は、単なる始まりの儀式ではなく、印刷業界の未来への第一歩である。今後、環境変化が続く業界において、JPAで学ぶ学生たちが新たなイノベーションを起こしていくことが期待される。

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