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日本フォーム工連 フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告をテーマに講演会

日本フォーム印刷工業連合会は、毎年、市場調査委員会がアンケート調査を行っており、その回答から「2020年度版フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」としてまとめている。その調査報告書発行に伴う発表と日本印刷技術協会による「JAGAT印刷産業経営動向調査2020」を解説する講演会を、10月13日、オンラインで開催した。

講演会の第1部は、「日本フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告」として市場調査委員会の委員長である大橋輝臣氏が、第2部は「JAGAT印刷産業経営動向調査2020について」としてJAGATの研究調査部主管研究員である藤井健人氏が、それぞれ講演した。

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調査結果を解説する大橋氏

なお今回のフォーム工連の調査は、コロナ前の2019年からコロナ直後まで(2019年4月~2020年3月)の状況について調査した結果であることも調査に影響が出ていると前置きしつつも、本流であるフォーム印刷の需要が増加するなど好調に推移したこと、市場変動への対応では新商品・新サービスの開発などが業績に寄与した傾向がうかがえることなどが報告された。好調の背景には、法改正や顧客企業の業績が伸びていることや、新規開拓に関しては既存顧客への深堀りなどが見られたことや、値上げ交渉の成功もあったのではないかとの見解も示された。

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講演するJAGATの藤井氏

ただし、コロナ禍以降の動きとしては、年度末に影響が出つつあり、人手不足、資材購入コストの上昇などが事業に影響を及ぼしつつあるとした。

一方、JAGATからの報告では、全体の傾向として、営業革新が進んでいること、事業領域の拡大が重要になっていること、人材と生産性の見直しが始まっていることなどをポイントに挙げた。

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