日本フォーム工連 「ケースメソッドによるコンプライアンス研修会」を開催
日本フォーム印刷工業連合会は、「ケースメソッドによるコンプライアンス研修会」を、2回に分けて行う。その第1回目が、2月13日、東京都中央区にある日本印刷会館で行われた。
第2回目は、2月18日、午後3時30分から、日本印刷会館で行われる。
講師には、慶應義塾大学大学院商学研究科准教授の梅津光弘氏を招き、現在、求められているコンプライアンスの背景や時代の流れ、加えて実際におこったコンプライアンスに関する事案などを例にとりながら、企業が取り組むべきコンプライアンスについて学ぶ内容となっている。
第1回目では、企業を取り巻く社会環境の変化にはじまり、コンプライアンスや法令遵守に対する考え方などが解説された。梅津准教授は、現在、企業を判断するうえでの価値基準は変わっており、売り上げや利益率といったことに加え、「企業倫理」「コンプライアス論」「企業社会責任論」「持続可能な発展」といった要素からも見られていると指摘。
“稼げばよい”という成長期の価値基準ではなく、社会的に貢献しているのか、働く人にとってやりがいを与えているのか、といったことが求められているとした。
なお2回目の研修会では、実際の事例などを参考にしながらコンプライアンスについて具体的に学ぶ。
なおフォーム工連では、業界の人材育成を目指した『寺子屋プロジェクト』のもと、様々なセミナーを開催しており、同セミナーもその一環として行われている。