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日印産連 技能五輪の日本代表候補に早瀬さん(亜細亜印刷)

代表候補に選ばれた早瀬真夏さん(亜細亜印刷)
代表候補に選ばれた早瀬真夏さん(亜細亜印刷)

日本印刷産業連合会は、来年10月にアラブ首長国連邦・アブダビで開催される第44回技能五輪国際大会に日本代表として出場する選手として、亜細亜印刷㈱(長野県・藤森英夫社長)の早瀬真夏さんを選出した。11月10日、日本印刷会館で記者発表を行い、審査経緯の報告を行うと共に、日本代表候補となった早瀬さんを紹介した。

技能五輪国際大会は、1950年から始まり、国際的に技能を競うことで、参加国の職業訓練の振興及び技能水準の向上を図ると共に、青年技能労働者(満22歳以下)の国際交流と親善を目的としている。現在は原則2年毎に開催しており、日本から印刷技能を競う「印刷職種」へ参加するのは、今回で6回目になる。

今年、日本代表選手の選考に挑戦したのは、日印産連傘下10団体に所属する7社13名。第一次選考で4社6名に絞られ、最終選考の結果、亜細亜印刷の早瀬さんが金賞を獲得した。

日印産連では、この結果を受けて、印刷職種の日本代表選手候補として、中央能力開発協会(JAVADA)に代表選手として推薦し、12月に正式発表となる見通し。

なお、最終選考会に臨んだ6名の専攻結果は、金賞を獲得した早瀬さんの他、銀賞が北沢利貴さん(亜細亜印刷㈱)、銅賞が一色武尊さん(㈱トッパンコミュニケーションプロダクツ)、敢闘賞が久保田真生さん(㈱トッパンコミュニケーションプロダクツ)と中島大河さん(宝印刷㈱)と山本峻太さん(瀬味証券印刷㈱)の3名。

実技試験の内容を解説する小早川審査員
実技試験の内容を解説する小早川審査員

最終選考の実技試験では、表4色、裏は海老茶色の特色1色の印刷実技で腕が競われた。その結果、審査員から「今まで見たことがないほど美しいトンボ」と評価されるほどのトンボの正確さや見当精度の高さをはじめ、総合的な実力が評価されて、早瀬さんが金賞を獲得した。

入社当初から技能五輪への出場を目指していたと言う早瀬さんは、「本番では必ず上(表彰台)に立てるように頑張りたい」と意欲を語っている。

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