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日印産連 JPC2021受賞作品決定 サントリー、共同印刷が経産大臣賞受賞

(一社)日本印刷産業連合会(藤森康彰会長)が主催する「第60回2021年ジャパンパッケージングコンペティション」(JPC2021)は5月14日、東京都中央区の日本印刷会館で審査会を開催し、160点の応募作品の中から経済産業大臣賞にサントリーの「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」、伊藤忠エネクスの「高品位尿素水AdBlue(アドブルー)5L」の2点を選出した。審査会では両作品以下、経済産業省製造産業局長賞、同商務情報政策局長賞、各後援団体賞、主催者賞、部門賞の計40作品の入賞を決定した。

「経済産業大臣賞」(1部門)「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」
「経済産業大臣賞」(1部門)「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」

「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」は、保護、機能、構造、デザイン性などが審査基準となる同賞「1部門」の作品。紙製のタグを付けることでシュリンクラベルレスを実現してプラスチックごみ削減に寄与するとともに、「淹れたての緑茶」を表現する水色を美しく見せるディレクションが高く評価された。

「高品位尿素水AdBlue(アドブルー)5L」は、安全性、リサイクル性、環境対応等に特に優れているものを対象とした「2部門」の作品。従来のポリ容器に代替するフィルム製の容器としつつ中身が注ぎやすいうえ、約60%の樹脂量削減を実現するシンプルな構造となっている。高い環境意識が求められるこれからの社会への示唆を感じさせる点が光った。

「経済産業大臣賞」(2部門)「高品位尿素水 AdBlue(アドブルー) 5L」
「経済産業大臣賞」(2部門)「高品位尿素水 AdBlue(アドブルー) 5L」

近年、パッケージデザインには、使いやすさなど従来の機能に加え、安心・安全、環境への配慮など多様な要求があり、社会的責任も増大している。パッケージデザインはこうした状況を乗り越え、人々の豊かな暮らしを実現する新しい開発・提案が求められている。日印産連は今後も、JPCを通じて市販パッケージを総合的・多角的に評価し顕彰することでパッケージ開発に寄与し、社会に貢献していく。

【上位受賞作品一覧】カッコ内はブランドオーナー名、応募者名の順

<経済産業大臣賞>

「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」(サントリー、サントリーコミュニケーションズ㈱)、「高品位尿素水AdBlue(アドブルー)5L」(伊藤忠エネクス㈱、共同印刷㈱)

<経済産業省製造産業局長賞>

「新セデス錠 セデス・ハイ」(シオノギヘルスケア㈱、凸版印刷㈱)、「サンカット マイルド クリーム」(㈱コーセー、㈱コーセー)

<経済産業省商務情報政策局長賞>

「スーパードライ生ジョッキ缶」(アサヒビール㈱、アサヒビール㈱)、「雪肌精クリアウェルネス」(㈱コーセー、㈱コーセー)、「THE Chocolate #おめかしスリーブ」(㈱明治、凸版印刷㈱)

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