日印産連 4年に一度の『印刷文化典』、業界功労者を表彰し、功績たたえる
日本印刷産業連合会(金子眞吾会長/日印産連)は9月13日、東京都千代田区のホテルニューオータニで「2019年 印刷文化典」を開催した。
日印産連が4年に1度開催する印刷文化典は、印刷産業を内外に広くアピールするとともに、印刷産業・印刷文化の発展に寄与した功労者を表彰し、その功績を称える業界の祭典。今回は印刷文化賞で稲木敏明氏(日印産連元会長)、山田雅義氏(日印産連元会長)、樺山紘一氏(印刷博物館館長)が表彰された。
印刷文化典の冒頭、主催者を代表して金子会長は、「日印産連では今年度から『地方創生』『女性活躍推進』『地球環境』の3つをテーマにSDGs推進プロジェクトを新設した。『地球環境』については、今年のG20大阪でもテーマとなった海洋プラスチックごみ問題に対処するため、経済産業省が主導するCLOMAに参加し、サプライチェーンの中で印刷産業としての役割を果たせるように活動していく」と挨拶した。
引き続き、印刷功労賞、印刷振興賞、特別賞の日印産連表彰、環境優良工場表彰、「印刷と私」コンテスト、GP関連表彰の受賞者に表彰状と記念品が贈られたほか、放送作家の小山薫堂氏、女優の鈴木杏樹さんによるトークセッションが行われた。
記念式典の後には懇親会が開かれ、冒頭、日印産連の臼田真人副会長が8月の九州北部豪雨や台風14号の被災状況に触れ、「被災者は長い停電で不安な思いをしただろう。停電の中でもインターネットに頼らずに情報を届けられることは印刷の強みだと改めて感じた」と挨拶し、プリプレス&デジタルプリンティング機材協
議会の辻重紀会長の乾杯杯の発声で歓談に入った。