今年で65回目を迎えた全国カタログ展（主催、一般社団法人日本印刷産業連合会、産経新聞社）の入賞作品が決定した。

審査会は2024 年３月５日、日本印刷会館において実施された。クリエイティブ関係者としてはアートディレクターの浅葉克己氏やグラフィックデザイナーの松永真氏・左合ひとみ氏、デザイン評論家の室賀清徳氏に加えて、経済産業省ほか後援団体関係者、広告団体、消費者団体と主催側印刷関係代表の計14人の審査委員が審査会に来場し、投票による選考で各賞を決した。

今回の応募点数は247点と前年より8点増え（前年239点）、特に図録部門は90点の応募があり前年に比べ17 点増加した。また例年に増してレベルが高い作品が多く、金賞・銀賞の入賞点数は47 点（前年45点）となった。その中で最優秀と認められた大臣賞入賞作品は以下の通り（作品名／発行者名）。

【図録部門】
・経済産業大臣賞
「NAGAI ＆ TAKEO 永井一正デザインによる竹尾広告集vol.2,vol.3」
株式会社竹尾

・文部科学大臣賞
「甲斐荘楠音の全貌展 図録」
　日本経済新聞社

【カタログ部門】
・経済産業大臣賞
「仕事は真心を込めて、ラブレターを書く気持ちで、愛を持ってやりなさい。 プリンティングディレクター 熊倉桂三」
　株式会社山田写真製版所

・文部科学大臣賞
「産業用作業着」

株式会社 ロゴスコーポレーション

なお、表彰式と展示会は今回も中止となった。