日印機工 Japan Color認証制度で『デジタル印刷認証』を開始
日本印刷産業機械工業会は5月15日、Japan Color認証制度『デジタル印刷認証』の認証申請受付を開始する。
Japan Color認証制度は2009年5月21日に標準印刷認証が開始され、その後、マッチング認証、プルーフ運用認証、プルーフ機器認証が追加された。標準印刷認証の取得工場は5月に200工場を超える見込みとなっている。工業会では昨年3月16日に『Japan Color認証制度策定委員会』を発足し、デジタル印刷認証の活動をスタート。同年10月から画質評価や認証基準に関するテスト印刷を重ねてきた。
デジタル印刷認証ではJapan Color2011を基本として、オフセット印刷に対するデジタル印刷の再現近似性を実現できる『運用能力』を認証する。工場単位で認証し、審査する対象は申請するデジタル印刷機1台。印刷前工程のワークフローも審査対象となる。
申請に当たってはデジタル印刷で出力した500枚の印刷物を事務局に送付し、そのうち15枚を無作為抽出して審査する。用紙は基準の白色度よりΔE3.0以内のコート紙。
工業会では5月31日の東京を皮切りに全国主要都市で開催する『Japan Color認証セミナー』でデジタル印刷認証を説明する。