廣済堂 海外で販売の「SLAM DUNK」のイラスト集第2弾「PLUS/SLAM DUNK ILLUSRATIONS 2」も担当
廣済堂が印刷と製本を担当した 集英社発行の「SLAM DUNK」のイラスト集第2弾「PLUS/SLAM DUNK ILLUSRATIONS 2」が、海外6の国と地域で発売される。
「PLUS/SLAM DUNK ILLUSRATIONS 2」は、1997年刊行の「INOUE TAKEHIKO ILLUSTRATIONS」に続くイラスト集。第1弾以降に描かれたものから井上雄彦先生自身が選定したイラスト130点超を収録。 中にはスケッチや習作段階の未公開イラストも含まれている。
タテ約30㎝×ヨコ約30㎝という正方形の大型本で、 鮮烈かつ美麗なイラストを大画面で楽しめ、 「スラムダンク」の世界を堪能できる迫力と臨場感のある仕様。 カバーイラストを含め、 井上雄彦先生が描きおろした新作イラスト14点が収録されているのも大きな魅力。
イラストの色彩クオリティを余すことなく表現できる廣済堂が持つ高品質な印刷技術は、各出版社より高い評価を得ており、 2020年4月に国内で販売された「PLUS/SLAM DUNK ILLUSRATIONS 2」(集英社)でも、 印刷と製本を担当していた。
一般的にイラスト集を海外で出版する場合、 各国現地の印刷会社を利用することが多い中で、 クオリティにこだわる編集者・作者より国内版での印刷実績を評価され、 国内版と同様海外版の印刷・製本も廣済堂が手がけることとなった。
制作を担当した営業担当の廣済堂・樫見氏は、「日本版制作時と同等の“集英社様の品質”“スラムダンクというコンテンツの品質”“井上雄彦先生の品質と作品に対する熱意”を海外版でも表現できるよう、 これらを製造現場へ落としこむ事には大変苦労いたしましたが、 とても楽しく仕事することができ、 良い経験になりました」と語っている。
また、印刷責任者である安藤氏は、「営業担当を通じて、 集英社様の画集作品に掛ける想いを強く感じ、 また海外に廣済堂の印刷技術が伝わると思うとより一層熱が入りました。 この作品は他社にはない、 高精細な表現が可能なコンセントリックスクリーン(ドーナツ網点)という技術で印刷をしております。 今回よりきれいな網点を再現する為、 ローラー・水周りのメンテナンスや機械清掃を数週間前から行うなど、 品質の強化に取り組んでまいりました。 またザラツキの少ないパウダー(裏付防止剤)を選定することにより、 本の仕上がりも格段に向上。 印刷現場の総力を結集させ、 この作品を作り上げました。」とコメントしている。