広島・平和印刷 事業停止、自己破産申請へ
広島県庄原市の平和印刷株式会社は、9月6日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は、2020年12月期末時点で約2億7,000万円。
同社は、1950年創業、53年に法人改組した印刷業者。広島県北部を主要エリアとし、チラシ、パンフレットから、ディスクロージャー誌や名刺、屋外ディスプレイの制作まで幅広い紙媒体の企画・印刷していた。しかし、広告媒体のデジタル化が進み紙媒体の需要が落ち込むなか、同業者との競合も厳しく売り上げの減少が続き、採算性も悪化。この間、デジタル対応の営業を強化していたが収益改善できず、事業の継続を断念した。