岩手工組 創立60周年を盛大に祝す
岩手県印刷工業組合(斎藤誠理事長)は11月10日、岩手県盛岡市の盛岡グランドホテルで、創立60周年記念事業を行った。記念行事は、講演会、式典、祝賀会の3部で構成。講演会では全日本印刷工業組合連合会の臼田真人会長が、「我が社の業態変革」を演題に、祖父の経営する印刷会社の企画・デザイン部門として独立し、業容を拡大してきた自社の歴史と取り組みを紹介した。
記念式典は国歌斉唱、物故組合員追悼の黙とうを捧げ、新沼興隆常務理事の音頭で、印刷産業人綱領を唱和して開会。式辞に立った、岩手工組の斎藤理事長が東日本大震災にかかる様々な全国からの支援に感謝を述べ、「復興4事業」の計画が達成する見込みであることを報告した。
引き続き、来賓として出席した盛岡市の佐藤光彦副市長、全印工連の臼田会長、東北地区印刷協議会の藤井治夫会長が来賓祝辞を述べ、60周年記念表彰として、組合功労者表彰の吉田幸一元岩手工組理事長(川口印刷工業会長)、田口純二岩手工組前理事長(橋本印刷社長)をはじめ、組合功労者表彰、永年勤続優良社員表彰を行った。
受賞者を代表して吉田元理事長は今後も会社、業界発展に貢献していく意欲を示した上で、若手の活躍に期待する謝辞を述べた。
祝賀会では冒頭、斎藤理事長の挨拶に続き、気仙支部の新沼興隆支部長が東日本大震災で被災した支部に対する支援へのお礼を述べ、日本グラフィックサービス工業会の菅原正行支部長の祝辞、岩手県中小企業団体中央会の菅原和弘専務理事の乾杯の発声で祝宴に入った。
途中、文協印刷の荒川和行社長らのバンド『蝦夷』による演奏で会場を盛り上げ、ハイデルベルグ・ジャパンの水野秀也社長の万歳三唱でお開きとなった。