富士特殊紙業 働き方改革・生産性改革を推進で安倍首相が視察

富士特殊紙業を視察する安倍首相(中央)
富士特殊紙業を視察する安倍首相(中央)

食品パッケージの印刷・加工を手がける富士特殊紙業(愛知県瀬戸市、杉山真一郎社長)は「働きやすい職場環境づくり」に向けた先進的な取り組みを進め成長を続ける企業として、8月30日、安倍晋三首相の視察訪問を受けた。杉山仁朗会長、杉山真一郎社長が社内を案内し、同社が富士フイルムとの共同プロジェクトで開発した水性グラビア印刷技術やデジタルグラビア印刷機『FUJI・M・O®』、さらに福利厚生制度などについて説明した。

富士特殊紙業は、地球環境問題、労働環境問題を改善し、包装する食品の安全を図るため、業界で初めて脱溶剤を掲げ「水性グラビア印刷技術」を開発し、実用化に成功したほか、2015年には、富士フイルムとの共同プロジェクトによりデジタルグラビア印刷機『FUJI・M・O®』(フジモ)を開発。この“UVインクジェットと水性グラビアのハイブリッド印刷機”が、昨今急速に進む小ロット・多品種化に対応する革新的な印刷技術であると高く評価されている。また、かねてから推進していた働き方改革や、女性や高齢者が活躍できる職場環境づくりにも「水性グラビア印刷技術」や『FUJI・M・O®』が大きく貢献しているとして、今回の視察につながった。

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