富士フイルムビジネスイノベーション（富士フイルムBI）は、３月16日、富士フイルムビジネスイノベーションアジアパシフィック（本社：シンガポール）による国内外の富士フイルムグループの印刷機器ユーザーによるデジタル印刷作品を評価するコンテスト「Innovation Print Awards（IPA）」の2021年度国内入賞作品の表彰セレモニーを、中野坂上のグラフィックコミュニケーション東京と各地を中継で結ぶオンライン形式で開催した。
日本からは５作品が入賞し、Art Book Coop. onlineが制作した作品「Art Book Zine products with Digital Press technologies」がグランプリである最優秀賞に選出された。

表彰セレモニーでは、木田執行役員による挨拶でスタート。木田執行役員は「デジタルならではのアイデアが盛り込まれた作品が様々に応募された。いずれもメーカーでは思いつかない素晴らしい作品が揃った。”共創”という願い通りの作品が多かったと感じる」と思いを述べた。
続いて、シンガポールから富士フイルムビジネスイノベーションアジアパシフィックのイラワン・プラセティョ氏（Irawan Prasetyo氏）が、新しいカテゴリが追加されたこと、外部からの審査員を増員したことにより客観的評価が高まったことなども紹介し、上位入賞作品の評価ポイントなどが解説された。その後、各受賞者から作品に対する思いや工夫点など受章コメントが披露された。
なお14回目となる今回のIPAには、アジア・パシフィックの11の国と地域から248作品の応募があり、その中から28作品が入賞作品として選出された。

なお、今回の受賞作品のうち22作品は、CMYKトナーに加え最大２色の特殊トナーを使用できる１パス６色プリントエンジンを搭載しているIridesse Production Pressで制作された作品だった。
入賞作品については今後、富士フイルムビジネスイノベーションのショウルーム（グラフィックコミュニケーション東京：東京都中野区本町2-46-1中野坂上サンブライトツイン16F）、および各地域で開催されるイベントで展示される。