富士フイルムBI 新ブランド「Revoria」発表、プロダクションプリンターの新製品もワールドワイドで発売 

富士フイルムBI‗Revoriaロゴ

富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、プロダクション関連商品のブランドとして新たに「Revoria(レヴォリア)」を立ち上げ、ハイエンドプロ市場向けのプロダクションカラープリンター「Revoria Press PC1120」と、プロフェッショナルからオフィスまで幅広くオンデマンド・プリント・ビジネスを支えるプロダクションモノクロプリンター「Revoria Press E1」シリーズの2機種・9商品を発売する。同システム群は、日本を含むアジア・パシフィック地域では7月20日から順次発売し、10月以降はそれ以外の国や地域へも順次販路を拡大することで、ワールドワイドで発売していく。

新ブランド「Revoria」は、「革命・大きな変革」を意味する「Revolution」と国や地を意味する接尾辞「-ia」による造語。「プロダクションプリンティング領域のビジネスに変革を起こすことで、未知なる地を切り拓き、お客様と共にこれまでにない価値を創出していく」という想いを込めている。

今後、「Revoria」ブランドを、プロダクションプリンター、関連するプリントサーバーから印刷ワークフローソフトウェアまでを包含した、プロダクションプリンティング・ソリューションとして提供していく。

Revoria Press PC1120

新製品の「Revoria Press PC1120」は、新機能のエアーサクション給紙トレイと静電気除去装置により、紙粉の多い用紙や密着しやすいコート紙、フィルム用紙など、多様な用紙に対して高い走行安定性を実現。さらに、画像データをCMYK+ピンクの5色に自動分版することで、画像を明るくするピンクトナーの蛍光特性で、特に人物の肌の質感も滑らかな美しい仕上がりの印刷が可能となる。その他に、写真画像をAIが自動的に判断する新機能も搭載。
120頁/分(A4ヨコ)の高速プリント、2400dpiの出力解像度と業界最小クラスのトナー粒径を有するSuper EA-Ecoトナーで高精細・高画質を実現。1パス6色プリントエンジンにより、CMYKトナーのほか、特殊トナー(ゴールド、シルバー、クリア、ホワイト、ピンク、カスタムレッド)から最大2色を同時に搭載できる。
用紙厚は52g/㎡の薄紙から400g/㎡の厚紙まで、サイズは98×148㎜から最大330×1200㎜の長尺用紙まで。筋入れ、中とじ、三方断裁、角背仕上げによる中とじ製本などにも対応する。高性能プリントサーバー(Revoria Flow PC11)により1200×1200dpi、各色10 bit(1024階調)でRIP処理を行い、高品質な画像データを生成する。

Revoria Press E1

「Revoria Press E1」シリーズは、新機能のエアーサクション給紙トレイにより、紙粉の多い用紙やパウダーを使用したプレプリント紙、密着しやすいコート紙などを含め、高速で安定した連続出力が可能。136頁/分の高速プリントと、2400dpiの出力解像度と極小粒径のEA-Eco LGKトナーによる高精細・高画質を実現している。
用紙厚は52g/㎡の薄紙から350g/㎡の厚紙まで、サイズは100×148㎜から最大330.2×660.4㎜の長尺用紙にまで対応する。筋入れ、中とじ、三方断裁、角背仕上げによる中とじ製本などにも対応。
専用チャートをスキャンすることで画質を自動補正するSIQA(Simple Image Quality Adjustment)で、画質補正作業を効率化。オフィス業務に役立つコピー、スキャン機能を搭載している。

オンラインイベント「FUJIFILM Virtual Exhibit 2021」を開催

富士フイルムBIは、新ブランドの立ち上げと新製品の発表に伴い、6月24日~7月9日に、富士フイルムグループが提供する印刷関連の商品やサービス、ソリューションを一堂に集めたオンラインイベント「FUJIFILM Virtual Exhibit 2021」を開催する。

インターネット上に展開するバーチャル3D空間の会場で、「Revoria」ブランドの「Revoria Press PC1120」、「Revoria Press E1」シリーズをはじめ、アナログからデジタルまでの幅広い商品ラインアップを、ワールドワイドに紹介する。

6月24日の21時30分(日本時間)から始まる「Keynote Session 印刷業界と新生富士フイルム(ライブ配信)」を皮切りに、29日まで、ワークフロー改革、デジタルラベルと軟包装、インクジェット技術、価値創出とその売り方、アフターコロナにおける印刷会社の課題と可能性、ワイドフォーマット印刷、パッケージ製造まで様々な提案が行われる。

*日本語字幕付きの講演メニューもある

イベント参加には、特設サイト「Believing in Print」からの事前登録が必要。

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