富士フイルムBI オフセット印刷に迫る高画質の商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェットプリンター「Jet Press 2150CFG」新発売
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(富士フイルムBI)は、商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェットプリンター「Jet Press 2150CFG」を、国内で2023年2月1日から発売する。従来機「11000 Inkjet Press」の特長であるオフセット印刷に迫る高画質と、非コート紙・速度優先モードの場合に最速で毎分150m(A4カット紙換算で毎分1,968ページ相当)の高生産性を継承し、外観はインクジェットプリンター「Jet Press」シリーズ共通のデザインに刷新した。
新製品は、パンフレットやダイレクトメール、流通系の商品カタログなど、商業印刷に求められる高品位な印刷表現と、デジタル印刷ならではの機動性を両立させることが可能となる。
【「Jet Press 2150CFG」の主な特長 】
■オフセット印刷に迫る高画質
・富士フイルムの枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズに搭載されている「SAMBA」ヘッドを採用。ヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることで乾燥を抑制し、ノズル詰まりを防ぐ。常に最適な吐出状態を維持し、長時間の連続出力でも安定した高画質が得られる。
・色再現性と階調性に優れた水性顔料インクに定着剤を含有させ、インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にもプレコートなしでプリントが可能。インクの浸透性が大きく異なる上質紙を含め、幅広い種類の用紙に対応する。印刷会社で日頃、使っているオフセット印刷用紙にも高画質なデジタル印刷が可能となり、商業印刷のデジタル化を加速する。
・最高1200×1200 dpiの書き込み解像度により、高精細にプリントする。
■150 m/分の高速フルカラープリント
・フルカラーで、速度優先モード(非コート紙)最高速度150 m/分 (A4ページを2列配置で両面プリント時のA4カット紙換算: 毎分1,968ページ)の印刷生産性と、給紙装置および巻取装置(オプション) の組み合わせにより、一度に数万ページの大量プリントにも応える。大量・短納期のプリント業務において高い生産効率を発揮する。
・メイン乾燥機には大径のヒートドラムを採用し、水性インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にも高速印刷しながら強力な乾燥能力でインクを定着。またオプションの補助乾燥機で乾燥能力をさらに強化することができ、インクを早く乾かすことによりオフセット印刷用紙で発生しやすい紙しわを軽減する。