Microsoft Dynamics 365を主力とした基幹システムの販売・導入支援事業を展開する富士フイルムデジタルソリューションズ株式会社は、主にMicrosoft Dynamics 365の導入コンサルティングサービスを展開する株式会社パシフィックビジネスコンサルティング（PBC社）を買収する。
富士フイルムデジタルソリューションズは、PBC社の親会社である株式会社オプテージと、同社が保有するPBC社の発行済全株式を取得する株式譲渡契約を締結した。

PBC社は、2001年に国内でいち早くDynamics関連ソリューションの導入コンサルティングを開始。近年においても「Microsoft Japan Partner of the year」を2022年から3年連続で受賞するなど、Microsoft Dynamics 365の導入支援における豊富な実績とそれを支える専門性の高いIT人材を保有しており、国内における同事業のトッププレイヤーとなっている。またグローバル展開する日系企業や外資系企業の日本法人向けの基幹システム導入プロジェクト支援を強みとし、これまで 30ヶ国以上の国・地域で 460 拠点を超える導入実績を誇る。
富士フイルムビジネスイノベーションは、2022年に富士フイルムデジタルソリューションズを発足させ、日本国内における基幹システムの販売・導入支援事業に参入。2023年には豪FUJIFILM MicroChannel Servicesの発足を足掛かりに同事業におけるグローバル展開を本格化し、現在オセアニア地域の中堅・中小向け市場でトップクラスのシェアを誇っている。 今回の買収により、富士フイルムデジタルソリューションズには国内でMicrosoft Dynamics 365の提供を行う事業者の中でトップクラスの販売・導入支援体制が整った。また、富士フイルムデジタルソリューションズが得意とする中堅企業向けサービスのクラウド型財務管理ソリューション「Microsoft Dynamics 365 Finance」、クラウド型サプライチェーン管理ソリューション「Supply Chain Management」およびクラウド型顧客管理ソリューション「Customer Engagement」に加えて、PBC社の得意とする中小企業向けサービス、中小企業向けクラウド型統合ERPソリューション「Microsoft Dynamics 365 Business Central」の提供が可能となり、全国の中小企業や大手企業で支社や子会社を複数持つお客様などへ最適な提案が行える。

これらを背景に富士フイルムデジタルソリューションズの顧客基盤を活かして力強く事業を展開し、国内およびアジアパシフィック市場の中堅・中小企業向けに、基幹業務起点でのDXを支援していく。