富士ゼロックス プロダクションプリンターVersant 3100i Press/Vesant 180i Pressを発表

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Versant 3100i Press

富士ゼロックスは、プロダクションカラー市場向けの新商品「Versant 3100i Press(バーサント3100アイプレス)」および「Versant 180i Press(バーサント180アイプレス)」を、10月30日から発売する。それに伴い、10月8日、プロダクションプリンター新商品発表会が富士ゼロックスのグラフィックコミュニケーションサービス東京で行われた。

「Versant 3100i Press」と「Versant 180i Press」は、Versantシリーズの高生産性、従来からの高画質などの基本性能を継承しつつ、同社独自技術により新たに開発した「エアーサクション給紙トレイ」をオプションとしてラインナップに追加した。これにより厚紙や長尺用紙など、さまざまな用紙の安定搬送が可能となり、生産性が向上。多種多様な印刷物の制作を可能にしている。

新製品の特長は、新開発「エアーサクション給紙トレイ」により用紙対応力を強化。「サイドブロワー」「シャトルヘッド」「エアーナイフ」の3種類のエアーを組み合わせることにより安定した給紙を実現する。52g/㎡の薄紙から、400g/㎡の厚紙まで対応する。特に、98㎜×148㎜の小さな用紙から、330×1,200㎜の長尺用紙まで印刷が可能。凹凸のある用紙やコート紙、あるいはパウダーを使用したオフセット印刷でのプレプリント紙も安定した搬送ができる。

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Versant 180i Press

また、長尺印刷の生産性が向上しており、エアーサクション給紙トレイからの連続プリントが可能になった。これにより、1,200㎜(片面印刷)では100枚、864㎜(両面印刷)では900枚の用紙積載が可能で、高い生産性を実現する。プリントスピードも、「Versant 3100i Press」で毎分23ページで従来機比で2.5倍に、「Versant 180i Press」は毎分19ページで従来機比約2倍以上に向上している。

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長尺印刷の生産性が向上

なお従来機の高生産性、高画質、画質補正など高い基本性能を継承。「Versant 3100i Press」は、毎分100ページで2400dpiの高画質なプリントが可能で、インラインセンサーによりカラーキャリブレーション、表裏レジ調整などのプリント前の画質補正作業を自動化する。「Versant 180i Press」は、毎分80ページで2400dpiの高画質なプリントが可能。専用チャートをスキャンすることで画質を自動補正する機能SIQAにより、画質補正作業を効率化し、オペレーションの負荷を軽減する。

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