大阪書籍印刷 和歌山大の観光学部学生が提案 「旅をもっとスローでディープに」郵便の風景印と土地の思い出を記す漫画風景印ノート「Tabi Comi」を共同開発

紙と印刷の潜在市場を開拓する大阪書籍印刷株式会社はスローツーリズムを楽しむための記録帳「漫画風景印ノート『Tabi Comi』」を和歌山大学観光学部学生と共同開発した。同製品は8月1日、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で先行販売する。

同製品は、郵便局の消印の一種である「風景印」をコレクションしながら、その土地の情景や店、出来事など旅の思い出を漫画で残す記録帳。

風景印には、それぞれの土地を象徴する景色や文化、偉人、特産物などが描かれている。風景印をきっかけに、関連施設や店、景勝地をゆっくり巡りながら思い出として記す、そんなスローでディープな旅を普及させ、その地域にしかない魅力を発見する楽しみを旅行者に提供する。

また、旅行者がまだ行ったことのない土地へ足を向けるきっかけを作り、オーバーツーリズムの緩和や地方創生へ繋げたいと考えて制作された。

同製品の企画・開発に携わった和歌山大学の学生は、記録方法やデザインなど、商品の魅力を高めるために、アンケートを実施した。普段は旅行の記録をつけない人にも調査を行い、「面倒くさい」「何を書いたらいいかわからない」といった意見を基に、文章でなく、自由度の高い書き込みができる漫画風のレイアウトを考案し、記録への心理的ハードルを下げた。

また、和歌山市和歌山城整備企画課、和歌山中央郵便局、FAVORITE COFFEE(和歌山のカフェ)、和歌山城、和歌山城おもてなし忍者など、地域関係者・団体と協力し、コンセプトムービーも制作した。
地域との連携で撮影したコンセプトムービーURL:
https://youtu.be/ha-PDifchUA

「漫画風景印ノート『Tabi Comi』」
コラージュ見本
漫画見本

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