大阪メトロ アドエラ 駅の広告枠を使い、プリンテッドシネマグラフを活用した広告掲出の実証実験を開始
株式会社 大阪メトロ アドエラは11月27日(月)より駅の広告枠を使い、株式会社SO-KENが開発した新しい印刷技術を取り入れて広告効果が高まるか、実証実験を開始した。
1クールOsaka Metro御堂筋線の梅田駅中北西改札を入り北改札へ向かう通路(千里中央・新大阪方面)左側50m付近の壁面広告エリアに掲出する。
今回の実証実験では特殊ストライプ構造で絵柄が印刷され、背面からライトを照射することで隠されたデザインに切り替わるリライトプリントを使用する。この特性を利用することで画面が動くように見えるようになり、色が変化する事でシネマグラフ的クリエイティブが実現する。今回はプリンテッドシネマグラフとして広告の新価値の構築を狙う。
今回の広告演出はデジタルとアナログの中間的な位置付けになり、プリンテッドシネマグラフ効果で注目率を上げて、効果的な演出、新たな広告手法としての確立を狙う。
通常の看板広告では掲載されている広告のターゲットオーディエンスに見過ごされてしまう事から記憶に残りにくいなどの課題がある。
視認効果の高い動画に魅力を感じて動画広告を制作する広告主もいるものの、動画の場合には制作費が嵩むという問題があり、通行中にクリエイティブ全秒数を確認する事は難しくなるという問題も発生している。
そのため今回の実験では、プリンテッドシネマグラフの効果で注目率を上げることで看板広告の課題を解消し、看板広告の価値を高めることができるのかを検証する。