大王製紙 9月1日から産業用紙の価格改定実施
大王製紙は2022年9月 1 日納入分より産業用紙の価格改定を実施する。対象品種は段ボール原紙、包装用紙、機能材。改定幅は段ボール原紙が現行価格より+15円/kg 以上、 包装用紙・機能材は現行価格より15%以上。
同社の産業用紙分野は、2021 年 12 月公表の製品価格改定の後、ロシア・ウクライナ情勢等を背景とする原燃料・薬品価格の大幅な急騰、および物流経費の更なる上昇、また急激な円安進行により、製造コストは想定を上回る水準で推移し、生産体制の見直しや諸経費の削減など、徹底したコストダウン・構造転換を続けてきたが、単独の努力のみではコストアップを吸収しきれない状況となってきた。今後の安定供給体制を確保するために価格改定を実施する。