大栗紙工 発達障害者の声から生まれた「mahoraノート」がグッドデザイン賞「グッドデザイン賞ベスト100」受賞
大栗紙工の、発達障害当事者の声から生まれた「mahora(まほら)ノート」が、2021年度グッドデザイン賞「グッドデザイン賞ベスト100」を受賞した。
「発達障害を持つ方がノートを使う際に直面する困りごとを知り、当事者から繰り返しフィードバックを得ながら製品開発を進めたこのノートは、結果としてどんなユーザーにとっても使いやすく、美しく、魅力的な製品となっている」と評価された。
mahoraノートは、発達障害者を支援する大阪市の一般社団法人UnBalanceと共に、当事者約100人の声を集めて開発された。「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴。様々な困りごとを抱える人に寄り添った製品づくりを目指して、寄せられた新たな要望に応えラインナップも拡大し、発売から1年半で販売数は5万冊を超えている。
なお、GOOD DESIGN AWARD × 西武池袋本店の「くらしのデザイン展2021」に出展する予定。
■「くらしのデザイン展2021」 10月23日~11月8日/西武池袋本店7F インテリアフロア
【審査委員による評価コメント】
発達障害を持つ方がノートを使う際に直面する困りごとを知り、当事者のお子さんから繰り返しのフィードバックを得ながら製品開発を進めたというこのノートは、結果としてどんなユーザーにとっても使いやすく、美しく、魅力的な製品となった。紙の厚さや紙質などにもこだわりがみられ、ノートを使う際の様々な感覚や気持ちに寄り添ったものづくりへの姿勢にも高い評価が集まった。