大日本印刷 生体認証等のオンライン認証の標準化団体に加入
大日本印刷(DNP)は、10月14日、パスワードを用いないオンライン認証の標準化を目的とする国際的な非営利団体FIDO Alliance(ファイドアライアンス)に、スポンサーメンバーとして加入した。DNPは2016年度にFIDO仕様に準拠した強固なセキュリティと利便性を兼ね備えた認証サービスを開始する予定。
DNPは、スマートフォンやウェアラブル端末などに搭載されている生体認証機能などを活用し、直観的でわかりやすい認証方式を提供。また、新たな脅威に対しても新しい認証方式を常に提供していく。基本機能があらかじめ開発されている複数の認証方式を組み合わせた認証サービスを提供することで、企業の開発負荷を軽減する。サービスの運用は、高いセキュリティと耐震性を備えたDNPのデータセンターで行う。
企業はIDとパスワードを使った既存の認証方式から、パスワードを使わない生体認証などの方式に移行することで、セキュリティを強化できる。認証には、生活者のスマートフォンに搭載されている機能などを使うため、専用の読取り機やトークンなどを配布することなく、簡単に認証機能を追加可能。生活者は、パスワードを使わない認証が可能となることで、パスワード管理の負荷を軽減できる。