大日本印刷 リサイクルプラスチック材によるICカードの製造開始、CO2排出も抑える
大日本印刷は循環型社会の実現に向けて、リサイクルしたプラスチック材によるICカードの製造を開始する。
リサイクルしたプラシック材は、欧州のカード用リサイクルPVCを提供するサプライヤーと連携して調達。欧州のパッケージ工場から排出されるプラスチックの一つであるPVC(ポリ塩化ビニル)の廃材・中間材を回収し、99%リサイクル材で加工したシートを使用する。ICカードのコア部分にリサイクルPVCを使用することで、リサイクル素材の使用率が約70%(重量比)になる。リサイクルPVCによる製造で、カード1枚あたり約9.8gのCO2排出量を削減する効果がある。
リサイクルPVCを利用したICカードは、第一弾として丸井グループがみんな電力と提携して発行している「みんな電力 エポスカード」に採用された。