大日本印刷 サイバー攻撃対策要員を育成するアカデミー設立へ

大日本印刷は2016年3月に、企業に対する標的型サイバー攻撃への対策要員を訓練、養成するアカデミーの運営会社「株式会社サイバーナレッジアカデミー」を設立する。

同社は、インターネットデータセンター(IDC)の運営や3-D Secure(セキュア)の運用、クレジットカード業界のセキュリティ基準PCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)など、情報セキュリティに関わる事業を数多く手掛けてきた。今回、セキュリティ技術者の判断力や連携スキルなどを高めるために、これまで培ってきた知見やノウハウを活かし、現実に起きうるさまざまな脅威に対抗するサイバーセキュリティ技術者を集中的に訓練し、養成するアカデミーを3月より開始する予定で、その運用を行う新会社を設立する。

新会社が運営するアカデミーでは、世界トップレベルのサイバーセキュリティ技術を持つIAI(イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ)の訓練システム「TAME Range」を活用し、日々複雑化・高度化するサイバー攻撃への対応を体験型実践演習(ハンズオン)で訓練・学習することで、未知の攻撃にも対応できるスキルを修得できる。受講者はチームを編成し、インシデント対応時に必要な動作の基本から応用までを学習。チームで対応することの有用性を認識させることで、チーム力の醸成と向上を図り、個人のスキルアップとともにチームリーダーも養成する。

新会社では、「セキュリティ技術者の訓練、養成」の他、セキュリティに関連する技術・サービスの提供、コンサルティングなどの事業展開も予定している。

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