大日本印刷 SCIVAXとナノインプリント製品を量産するファウンドリー事業で資本業務提携
大日本印刷株式会社(以下:DNP)とSCIVAX株式会社は4月3日に、 ナノインプリント製品の量産を行う製造受託事業に関する資本業務提携を行い、本事業の生産管理を担う合弁会社「ナノインプリントソリューションズ株式会社(Nanoimprint Solutions Co, Ltd. 以下:ナノソル)」を設立した。
DNPがSCIVAX株式の一部譲渡を受けてSCIVAXの株主になるとともに、両社は、DNPの量産ノウハウとSCIVAXの量産製造設備などの強みを掛け合わせ、国内外のメーカーからのナノインプリント製品の量産ニーズに対応する。
両社は、ナノインプリント関連技術の開発に長年にわたって取り組み、独自の強みを培ってきた。本提携においては、DNPの強みである最先端ナノイ
ンプリント用原版(マスターモールド)製造技術と量産・品質管理ノウハウ、SCIVAXの強みである高精度なナノインプリントが可能な量産製造設備と装置設計技術、プロセスノウハウを組み合わせ、さらに両社のバリューチェーンを統合していく。
これによって、国内外の大手メーカーの量産委託ニーズに迅速に対応できる体制を日本国 内で整備するとともに、グローバルなサプライチェーンリスクへの対応にもつなげていく。両社は、各社が受注した製品をナノソルの生産管理のもと、DNPおよびSCIVAXの工場で製造をする。