大日本印刷 DAPCON主催「2024デジタルアーカイブ産業賞」でビジネス賞を受賞 DNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ」を活用した取り組みが評価
大日本印刷株式会社は、2024年12月11日にデジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)主催の「2024デジタルアーカイブ産業賞」においてDNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ」を活用した取り組みでビジネス賞を受賞した。
■「デジタルアーカイブ産業賞」について
DAPCONは、デジタルコンテンツの流通や利用、アーカイブ構築を促進するために2017年4月に設立された産業界諸団体の連携組織。産官学一体で日本のデジタルアーカイブの普及と持続可能なモデルの開発、社会課題の解決に取り組んでいる。「デジタルアーカイブ産業賞」は、各年度にデジタルアーカイブ産業の振興に寄与した活動を表彰するもの。今回大日本印刷が受賞した「ビジネス賞」は、過去5年以内にデジタルアーカイブ産業の新しい分野・ビジネスモデルを開拓し、普及・活用等に優れた貢献をした個人・企業・機関・団体が対象となっている。
「みどころキューブ」は企業で保有しているコンテンツや、ミュージアムのコレクションや資料情報をデジタル化し、キューブ状のインターフェースを通し、テーマや関連性など多様な視点から紹介できる新しいビューアとなっている。コンテンツの関係性や位置づけを直感的に把握し、さまざまなテーマを切り口として情報を俯瞰したり、ひとつの情報にフォーカスしたりすることができる。
今回は「みどころキューブ」の特長を活かして教育分野に展開し、各地域の文化財や資料等を3次元空間に表示することで児童・生徒の学ぶ意識を高め、知識・理解を促す点が高く評価された。
現在、全国の自治体や美術館・博物館では2022年4月の博物館法改正を背景として、多様な収蔵品・資料のデジタルアーカイブ化とその利活用を推進。その中でも、学校教育における利活用が重要なテーマとなっている。
こうしたテーマに対して大日本印刷は、博物館と学校がそれぞれの教育的な機能を活かして連携・協力し、子どもたちの未来を切り開く資質・能力を育てていく「博学連携」の促進に取り組んでいる。デジタルアーカイブされた美術館・博物館等の収蔵品情報を可視化し、直観的に発信できるインターフェイスが特長の「みどころキューブ」は、アプリのダウンロードが不要でWebブラウザで閲覧できることもあり、地域資料を活用した探究学習などのICT教材として高い評価を得ている。