Home DX

大日本印刷 AR技術を活用して展覧会をより楽しむためのスマートフォン用アプリを開発

大日本印刷(DNP)と、グループ会社のDNPアートコミュニケーションズ、DNPコミュニケーションデザインは、展覧会をより楽しむために、AR(拡張現実)技術を活用したスマートフォン用webアプリを開発した。同アプリは、9月20日まで開催していた国立科学博物館での採用に続き、2022年1月14日から4月3日まで大阪市立自然史博物館で開催される特別展『植物 地球を支える仲間たち』の会場でも、来館者に向けたサービスとして提供される。

DNP‗展覧会アプリ20210915_dnp_1

現在、多くの美術館・博物館では、コロナ禍での感染防止対策の一環として、会場に設置するタッチパネルディスプレイやタブレット端末等の利用を控えている。そうした中、DNPグループは、安全・安心なツールとして来館者自身のスマートフォンを使用し、AR技術によって楽しみながら学べる体験型の展覧会用webアプリを開発した。同サービスは展覧会等の会場で利用できるほか、作成した写真をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のコンテンツとして投稿できるため、観覧後にさまざまな場所で楽しむことができる。

同アプリを採用した同展覧会は、世界の珍しい植物を総合的に紹介する大規模な企画。標本・模型・映像のほか、空間全体を変化させることで楽しむインスタレーション展示などにより、来場者は“知られざる植物ワールドの驚きの実像や魅力、謎”を楽しむことができる。今回、AR技術を活用したスマートフォン用webアプリにより、2つのサービスを提供している。

DNP‗展覧会アプリ20210915_dnp_2

一つは、最大直径111㎝にもなる「ラフレシア」と、最大で高さ310㎝にもなる「ショクダイオオコンニャク」を、AR技術によりスマートフォンカメラを通したリアルな空間に実寸大の植物が3DCGで再現され、スマホで撮影できる。その画像を家や外出先など、どこでも好きな場所に植物を咲かせて多様なオリジナル写真を楽しむことができる。

さらに、食虫植物やビッグサイズの植物など5種類の植物と、その特徴を表したキーワードがアプリの画面上の撮影フレームにランダムに表示される。このフレームに自分の顔などを当てはめて、合成写真を作成できる。

関連記事

最新記事