大日本印刷（DNP）は、AI を活用して子どもたちに「知ることの楽しさ」を伝え、興味・関心を育む「魔法の虫めがね」の本格的な開発に向けて、クラウドファンディングのMAKUAKEにおいて、クラウドファンディングを実施する。

クラウンドファンディングでは、「魔法の虫めがね」を活用した知育サービス「おとるーぺ」の開発・提供への賛同を集めるもので、賛同者は「応援購入する」できる（知育サービス「おとるーぺ」のクラウド利用料３カ月分 １万2,800円）。実施期間は12月16日～来年３月15日まで、目標金額は300万円。

「魔法の虫めがね」は、AIを搭載した専用の“虫めがね”を本などにかざすと、印刷された文字・絵・写真・イラストなどをAIが認識し、その内容を音で伝える「魔法のような」情報機器。クラウドファンディングの対象とする「おとるーぺ」は、この「魔法の虫めがね」を活用した子ども向けの知育サービス。

「おとるーぺ」は、「虫めがね」で絵本などを覗くと文字や場面を認識して、最適な朗読音声やBGMを再生。覗いたモノを認識して、最適な効果音や説明文を再生する。子どもが調べた図鑑などの写真やAIの認識内容を保存し、親がスマートフォンアプリで参照できる。また、子どもが利用した履歴のデータから、興味関心を分析する。

DNPは、デジタルトランスフォーメーション（DX）をメガトレンドのひとつと位置づけ、多様な事業領域でAIやクラウド環境等を活かした新たなビジネスモデルの構築、新しい価値の提供に取り組んでいる。また、社会や人々が求める製品・サービスをできるだけ早くリリースするため、エンジニア自身が価値の創出・提供をいち早く行い、フィードバックを通じて改善していく、継続的なアジャイル開発と実証実験を行っている。

今回、より多くのユーザーの意見をより効果的に素早く本サービスに反映するため、クラウドファンディングを通じたテストマーケティングを実施することとなった。

MAKUAKEの該当ページ　 https://www.makuake.com/project/dnp/ 　＊12月16日から公開