大日本印刷 需要予測を支援する「予測AI機能」を「DNPマーケティングクラウド」に拡充
大日本印刷は、過去の実績に基づく将来の製品・サービスの需要等の予測分析を支援する「予測AI(人工知能)機能」を開発した。同機能を、多様なデータを安全に蓄積し、企業の担当者がマーケティングに有効な情報として統合的に管理して活用できるプラットフォーム「DNPマーケティングクラウド®」に追加して、5月から提供を開始した。
新開発の機能により、従来は専門家やデータアナリストが行ってきた分析に必要な予測モデルを自動的に構築。これいより機械学習やプログラミングなどの専門知識がない担当者でも簡単に予測分析できるようになる。「DNPマーケティングクラウド」との連動によって、データ収集から予測、最適な施策立案まで一貫して行い、企業のマーケティング活動の効率化や新規事業の創出につなげていく。
なお予測AI機能の特長は、専門スキルがなくても簡単に予測モデルの作成が可能で、精度の高いスピーディーな予測分析を実現。専門的なスキル・ノウハウを持ったDNPのコンサルタントが、予測AIの導入や活用に必要となる予測前のデータ準備や分析した需要予測などを基にした具体的なマーケティング施策の策定までを支援する。メーカーや流通・小売業界では商品の需要予測、顧客の購買行動、来店客数等の予測分析などに活用でき、金融業界であればサービス解約率、適切な融資額の予測分析などに活用できる。