大日本印刷 読売新聞東京本社と文字・活字文化の醸成に向けた包括的な業務で提携、新しい読書体験の提供も
大日本印刷株式会社と株式会社読売新聞東京本社は、文字・活字文化の醸成に向けた包括的な業務提携契約を結び、協業してさまざまな施策を推進していくことで合意した。これにより、知的好奇心を刺激し「知」を深める良質な文字・活字コンテンツの価値の拡大、感性や想像力を育む文字・活字との“ふれあい体験”の提供、生活者の読書機会の拡大などに取り組んでいく。
両社は、共同で進めるプロジェクトを通じて、コアな文字・活字ファンだけでなく、インターネットやSNSの普及により読書から離れながらも多くの文字に触れている若年層等に対しても、改めて読書の魅力や楽しさに触れるきっかけを提供し、継続的に読書を楽しんでもらうことを目指す。中長期的には、紙とデジタル等の重層的なコンテンツと流通の在り方までを共同研究し、新聞・出版コンテンツの価値向上を図る。
また、読売グループの各種サービスの利用者の行動履歴と、DNPグループが運営するハイブリッド型総合書店「honto」(https://honto.jp/)の会員の購買情報を掛け合わせ、総合的に分析することで、生活者にとってより良いサービスを開発していく。
この度の協業のポイントは、①生活者が「気づき」を育み、それを「深める」ためのコンテンツの提供、②生活者が「読書」をより身近に感じ、「習慣化」へとつなげるイベントの開催、③生活者に「ワクワク」を届け「読書」へと誘う体験の提供、の3つ。
最初の取り組みとして、「honto」のWebサイトを通じて読書のきっかけになるような読売新聞の記事や、反響が大きい記事の電子書籍版を配信するなど、生活者に文字・活字との新たな出会いの場を提供する。
また、お気に入りの本を紹介する書評ゲームとして人気のイベント「ビブリオバトル」や、SNSを使った読書プロモーションなど両社のリソースを掛け合わせて、ワクワクする読書の世界に生活者を誘う多様な取り組みを展開していく。
現在、提供を予定しているサービスとしては、「New門+Books」の新設と「本よみうり堂」の書評記事の配信や、反響の大きい連載記事などを電子書籍として発刊し「honto」で先行販売などのコンテンツの提供、小学生を対象としたビブリオバトル・ワークショップの開催やエンターテインメント性の高いビブリオバトルの開催など「読書」をより身近に感じて「習慣化」していくための若年層向けイベントの他、「ワクワク」を届け「読書」へと誘う体験の提供を計画している。