大日本印刷 東京アニメセンターin DNPプラザが渋谷に移転、オープニングはクレヨンしんちゃん
大日本印刷は、2017年より東京・市谷で、日本動画協会(AJA)と共同で運営してきた「東京アニメセンター in DNPプラザ」を、渋谷の渋谷モディへ移転し、4月16日から「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」としてリニューアルオープンした。今後は、リアルとバーチャルの融合による新しい体験価値を提供するアニメ文化の発信拠点として運営される。なお、リニューアルオープンに伴い、4月15日、オープニングイベントと内覧会が行われた。
オープニングイベントでは主催者あいさつとして、AJA 理事長の石川和子氏と大日本印刷 常務執行役員の浅羽信行氏が登壇。日本動画協会の石川氏は、渋谷に移転した東京アニメセンターの足跡を解説すると共に、「渋谷モディへ移転し、多くの方に新しい体験を提供する文化発信基地となる。渋谷は多種多様なコンテンツが集積している所であり、ここにオープンできることをうれしく思う」と述べた。
またDNPの浅羽氏は、市ヶ谷に東京アニメセンターがあった3年間には、多くの来場者があったことに感謝すると共に、「アニメ・マンガのコンテンテンツの魅力を多くのファンに伝えるべく努力してきた」と振り返り、今回、国際都市・渋谷に新拠点を移し、リニューアルしたことで、DNPが進めているXRコミュニケーション事業の基軸となる拠点とし、生活者とコンテンツ・企業をつなぐ新しいコミュニケーションモデルの創出を推進していくことを紹介した。
その他にも、オープニング企画に協力している双葉社の取締役 編集局長兼ライツ事業局長の箕浦克史 氏、渋谷モディを運営している丸井の代表取締役社長である青野真博 氏、そして、渋谷区長の長谷部 健 氏も登壇し、オープンに向けた喜びを語った。スペシャルゲストとしてクレヨンしんちゃんも来場して会場を盛り上げた。
リニューアルオープンした「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」では主に、リアルとバーチャルを組み合わせた企画展やグッズ販売によるプレミアムな体験価値の提供と、企画展や物販におけるXRコミュニケーションモデルの共創およびアセット(資産)の提供を行っていく。具体的には、企画展やグッズ販売とバーチャル空間のサービスを組み合わせることで、コンテンツの世界観の再現、キャラクターとのコミュニケーション機会の創出などにより生活者とコンテンツや生活者同士をつなぐ新しいコミュニケーションや体験価値を提供していく。
オープニングを飾る初回企画展 「原作30周年記念展 クレヨンしんちゃん オラのミリョク新発見だゾ」は、4月16日~5月23日まで開催する。原作コミック誕生から30年の歴史をリアル空間に展示し、アニメ・映画・ゲーム・グッズなど多様な形で展開されてきた同作品の魅力を伝える。またバーチャル空間と連動したサービスの提供として、音声ガイドにスマートフォンアプリ「HoloModels (TM)」を使用し、会場内でスマートフォン画面に登場したARキャラクターを見ながらキャラクター同士の会話を聴くことができる。また同企画展を「バーチャルSNS cluster」上にCGで再現して、バーチャル空間でも企画展を開催。そのため、時間や場所にとらわれることなく企画展を楽しむことが出来るので、来場できない人も楽しめるようになっている。
<「原作30周年記念展 クレヨンしんちゃん オラのミリョク新発見だゾ」概要>
開催期間:4月16日(金)~5月23日(日)
【リアル会場(渋谷会場)】
場所:東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA(東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷MODI 2F)
開館時間 : 11:00 – 20:30(企画展の最終入場は20時まで)
入場料:XRキャラガイド付き 1,000円(税込み) *小学生以下は無料
詳細 https://tokyoanimecenter.jp/event/shinchan
【バーチャル会場】
会場:バーチャルSNS cluster
入場料:500 クラスターコイン(約500円)
詳細 https://cluster.mu/e/663044ee-238f-438e-8487-19ddc42407ed