大日本印刷 メタバースで住宅用プランが検討できるVRサービスを提供開始、いつでもどこでもVR住宅プランニング
大日本印刷(DNP)は、注文住宅の商談等に使う住宅のデータを高精細なVRデータに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」2022年11月よりを提供している。このソフトウェアの「メタバース版」を開発し、住宅プランのVRデータを、PC・タブレット端末・スマートフォン等のWebブラウザで、複数名が同時に閲覧できるサブスクリプション(定期払い)サービスとして2023年5月より提供開始すると発表した。
住宅事業者と施主の商談において、PC等で完成イメージをシミュレーションして表示する住宅用プレゼンテーションソフトの利用が広がっている。DNPは、住宅の3Dデータを“速く、かんたん、キレイに”VRデータに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」を、2022年11月より提供していた。
さらにDNPは、インターネット上の仮想空間・メタバースで住宅事業者と施主が住宅プランを共有・体験できる「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」を開発した。「メタバース版」の導入によって、VRゴーグルなどは要らずPC・スマートフォンで手軽に、いつでも、どこでも利用できる。また、オンライン上で手軽に、効率よく商談が進められる。
DNPは、「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」をハウスメーカーや工務店、リフォーム会社など、住宅販売市場に提供していく。この「メタバース版」は、2021年からDNPが推進しているXR(Extended Reality)コミュニケーション事業の一環と位置付けており、メタバース関連の多様なサービスとも連動を図り、機能拡張などを進めていく。