大日本印刷 アルコールチェックと車両の起動システムを連携し「飲んだらエンジンがかからない仕組み」を実現 Global Mobility Service&東海理化と協業
大日本印刷株式会社はGlobal Mobility Service株式会社(GMS)、株式会社東海理化と協業し、社用車向け“アルコール・インターロック機能”の提供を開始した。アルコール・インターロックとは、運転者の呼気からアルコールを検知した場合に車両の起動を遠隔で制御するシステムであり、社用車に搭載することで業務中の飲酒運転を防止する。
国内では2022年から2023年にかけて施行されたアルコールチェック義務化により、白ナンバー車両を使用する事業者に対し、目視および検知器を用いたアルコールチェックの実施と、その記録の保管が法律で義務付けられた。この対応を支援するツールとしてアルコールチェックシステムが活用されているが、検査の実施・記録・管理の機能だけでは、基準値を超えるアルコールが検知された場合でも、物理的には運転者の自己判断により運転できてしまうという課題があった。 この課題を解決するためには、アルコールチェックの結果を車両の起動システムと連携させ、アルコールが検知された場合にエンジンがかからない仕組みが有効だと考え、アルコールチェック機能を搭載した社用車管理システム「Bqey(ビーキー)」を提供する東海理化、モビリティの遠隔起動制御技術を持つGMS、それぞれと協業関係にある大日本印刷が、技術や枠組みを結集し、「飲んだらエンジンがかからない仕組み」を実現した。
製品・サービスについて、問い合わせ先はこちら
「Bqey」とは
スマートフォンのアプリで簡単に社用車の利用予約を行えるほか、アルコール検知器による検査と記録、車両ドアの鍵の施解錠や日常点検などの記録が行えるサブスクリプション型サービス。