大日本印刷 こおりやま観光案内所にSNSと連動して地域の情報を発信するデジタルサイネージ提供

大日本印刷株式会社(DNP)は、3月25日、福島県のJR東日本・郡山駅の2階中央改札前でリニューアルオープンした「こおりやま観光案内所」に、「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」を活用して地域の観光地・店舗・イベント等の情報を発信するデジタルサイネージを提供した。
マーケティングの視点に立って、観光案内所での情報提供に加え、「旅ナカ」「旅アト」までの観光客の行動を想定し、システム、サイネージ、コンテンツをトータルで設計することで、地域内への誘客や周遊観光の拡大を支援する。

郡山市は、“東北のヒト・コト・モノを紡ぐワクワクする観光拠点づくり”をテーマに、観光振興に注力しており、その一環で観光案内所の整備を行っている。観光案内所の営業時間外の情報提供や職員の負担軽減、観光客等の市内での行動支援や多様化するニーズへの対応など、さまざまな課題解決に取り組んでいる。

こうした課題解決の加速に向け、DNPは今回、「こおりやま観光案内所」にデジタルサイネージを提供。SNSの情報を画面の地図上にリアルタイムに表示する機能や、観光客等の利用者自身が情報を選択してスマートフォンで情報を「持ち帰る」仕掛けなどによって地域の周遊を促進する。
また、運用が容易なコンテンツ配信システムにより、案内所職員の業務負荷の低減につなげていく。

DNPが提供するサイネージの機能と特徴としては、観光地のSNSと連動した地図情報の配信、周遊をサポートする各種コンテンツの配信、業務効率化を実現する運用システムなどが挙げれている。
同サイネージでは、各観光地が運用している公式SNSに掲載された情報等を画面の地図上に表示。郡山市内の約150か所の観光情報を中心に、リアルタイムな地域・店舗・イベント等の情報が提供され、地域を訪れる人が観光や食事・買い物等を楽しむための選択肢を提供する。
これらの情報は、案内所内のサイネージだけではなく、利用者のスマートフォンでも見ることが可能。サイネージに表示されたQRコードを読み取ることで、情報を「持ち帰る」ことができる。また観光地へ向かう途中や旅行中(旅ナカ)、旅行後(旅アト)などにおける継続的なコミュニケーションを促す。
観光情報等を表示した地図のほかにも、地域内の周遊に必要な「郡山市の天気予報」、「花粉・熱中症等季節の情報」なども提供。さらには緊急時の「緊急地震速報」や、物販等の観光プロモーションにつなげる各種コンテンツを配信する。

また、観光拠点情報や動画等、容易に各種コンテンツの追加・更新・編集が行える管理・配信システムのため、運営側の負荷を軽減し、業務効率化の実現にも貢献する。

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