大日本印刷 「FitStats」がヘルスケア領域で初の情報銀行認定を取得、安全なヘルスケアデータ流通で生活者の健康増進を支援
大日本印刷株式会社は、2022年4月に提供開始した、生活者のヘルスケアデータを活用する情報銀行サービス「DNP健康データ利活用サービス FitStats®(フィットスタッツ)」で、ヘルスケア領域では国内初になる「情報銀行」認定(P認定)を取得した。
「FitStats」のサービス利用者数は、2023年7月末時点で10万人を超え、さまざまな企業にも利用されている。
「FitStats」は、DNPが2021年に業務提携した株式会社FiNC Technologies(FiNC社)の協力を得て開発したサービス。累計1,100万件以上ダウンロードされたFiNC社のヘルスケア・フィットネスアプリ「FiNC®︎」内にある専用の入口から、誰でも無料で登録・利用できるサービス。
利用者は、「FitStats」に登録した自身の属性や趣味・趣向に関するデータ、食事・睡眠・運動等のライフログデータを自ら選んだ企業に提供することで、自分の興味・関心に最適な情報を受け取ることができる。また、利用者が登録したヘルスケアデータをもとに、各人の健康状態を独自のアルゴリズムでスコアリングして提示し、生活習慣を見直すきっかけを利用者に提供している。
また、「情報銀行」認定(P認定)は、総務省・経済産業省「情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会」が策定した「情報信託機能の認定に係る指針」およびそれを踏まえて、日本IT団体連盟として策定した情報セキュリティ対策やプライバシー保護対策等に関する認定基準に適合していることを示すもの。
今回「FitStats」は、情報銀行サービスの開始に先立って立案した計画と運営・実行体制が、この基準に適合していることを認定する「P認定」を取得した。
DNPは今回の「情報銀行」認定(P認定)取得によって、「FitStats」の事業拡大を加速させていく予定。また、2023年7月に総務省より公表された「情報信託機能の認定に係る指針Ver3.0」では、健康診断情報等の「要配慮個人情報」の情報銀行における取り扱いについて新たに定められた。今後はこれらの情報を取り扱うことも視野に入れながら情報銀行事業の更なる発展を目指す。