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大日本印刷 「埼玉県資源循環の見える化実証実験」で「日本DX大賞」特別賞を受賞、集約したデータを生活者にわかりやすく発信

 大日本印刷株式会社(DNP)は、「埼玉県資源循環の見える化実証実験」の取り組みで、一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会が主催する2023年度「日本DX大賞」の「SX・GX部門」に応募し、特別賞を受賞した。
 受賞対象となった「埼玉県資源循環の見える化実証実験」は、埼玉県や企業と連携して2022~2023年に実施したもの。

 生活者から回収した資源をリサイクルする過程でのCO2排出量などを可視化して発信するとともに、それによる「生活者のリサイクルに対する意識変容」の効果を検証した。具体的には、家庭から出る使用済みプラスチックを対象とし、店頭での回収から再資源化の「静脈産業」と呼ばれるプロセスと、再生した資源を活用して製品化する「動脈産業」と呼ばれるプロセスについて、各種情報を集約して数値化し、Webサイト等で発信した。

 この実験により、複数の企業・自治体等が関わるリサイクル工程の全体を可視化し、集約したデータを生活者にわかりやすく発信することが、リサイクルに対する生活者の意識変容につながるという実証結果を得た。引き続き、生活者のリサイクルの行動まで変えていけるよう、取り組みを強化していく。

 DNPは引き続き、各業界の企業・団体・自治体等の資源循環施策や、環境負荷低減に向けた生活者の行動を促すコミュニケーション施策等を強化し、「循環型社会」の実現に貢献していく。

授賞式の様子

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