大日本印刷 「ストアDX」を推進し、顧客の体験価値を高める“次世代店舗“支援パッケージ展開
大日本印刷は、ネットを利用したEC(電子商取引)が急速に広がるなかで、リアル店舗ならではの顧客の体験価値(CX:Customer Experience)や満足度を高める“次世代店舗”の構築・運営を支援するサービスをパッケージ化し、5月26日に提供を開始する。
DNPでは、独自の「P&I」(印刷と情報)の強みを生かし、ECとリアル店舗の双方に対してマーケティングや売場づくり、販促施策・決済・BPO等に関するさまざまな製品・サービスを提供している。現在は、生活者と流通・小売業、製造業等とのコミュニケーションをリアルとバーチャルでシームレスにつなぎ、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって商品・サービスの価値を高め、新しい買い物のスタイルや体験を生活者に提供していく「ストアDX」を進めている。
今回はその一環として、センシング機器等で取得するデータ、非対面のリモート接客に必要な技術とノウハウ、顧客の体験価値を高める施策などを組み合わせ、次世代の店舗づくりに取り組む企業が簡単・迅速に導入できる各種サービスをパッケージ化して提供する。
同パッケージは、店舗の規模に応じた基本フォーマットを用意し、次の3つの要素で構成している。
①リアル店舗での対面接客と、オンライン接客ツールを利用したリモートで対応する「ハイブリッド接客」サービスの提供
店舗でのCX施策を担当するプロフェッショナルな接客人材を手配し、各企業の店員に対して必要な研修・教育を実施する。オンライン接客にも対応している。
②生活者の「体験」に特化した空間設計・売り場づくり
生活者の購買行動(カスタマージャーニー)に基づき、CX向上の売り場づくりを目指した店舗の空間設計から施工まで行う。
③来店客の行動・接客会話データを取得・分析する仕組みの提供
「DNP店舗内CX解析サービス」を活用し、店内に設置したカメラやマイクで来店客の行動データ等を取得。潜在的な購買意識(インサイト)を分析し、複数の情報を表示するダッシュボードで可視化して企業に提供する。