大日本印刷 ハイブリッド鑑賞サービスがGinzaSonyPark内でオープン
大日本印刷(DNP)は、バーチャルな芸術・文化鑑賞が楽しめる「artscape GINZA」を、8月9日から、東京・銀座にあるGinza Sony Parkにオープンする。
「artscape」 は、大日本印刷が1995年に開設し、運営しているアート専門サイトで、生活者と美術館・博物館を結ぶメディアとして、国内1900館以上の美術館・博物館・ギャラリー情報や、独自の視点から編集した全国の展覧会情報を配信している。すでにアクセスは月間300万/ページビューに及んでおり、創刊以来、アート鑑賞のレファレンスリソース(参照情報)として高い信頼を得ている。
同サービスにおいては、DNPが運営する美術館・博物館の展覧会情報などを提供するWebサイト「artscape(http://artscape.jp/)」の記事閲覧機能と、ARコンテンツのビューア機能を備えたスマートフォン向けアプリを開発。このアプリで楽しめる第1弾コンテンツとして、現在、国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展 肖像芸術—人は人をどう表現してきたか」と連動した展示を行い、生活者がリアルとバーチャルの場を行き来する新しい鑑賞体験を提供する。
DNPでは、ルーヴル美術館やフランス国立図書館(BnF)などの世界的ミュージアムと協働し、“新しい美術鑑賞”を提供するプロジェクト「DNPミュージアムラボをはじめ、所蔵作品のデジタルアーカイブやインタラクティブな鑑賞システムの開発を多数行ってきた。
「artscape GINZA」は、こうしたDNPが芸術・文化の領域で培った知見や技術を活かし、従来にない鑑賞体験を提供する。また芸術・文化への共感と次代への継承が持続可能となる社会基盤の整備に向けて、多くの利用者に芸術・文化に親しむ機会の創出と、それによる芸術・文化を鑑賞する人口の拡大、芸術・文化のコンテンツを活用した新規市場の創出などに取り組んでいく。