埼玉県・宮本紙工 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)
埼玉県川口市の有限会社 宮本紙工は、1月16日、さいたま地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は約3700万円。
同社は、1989年に創業した印刷物加工業者。製本業者の下請けとして、印刷物の断裁、折り加工を手がけており、文庫本やカタログ類などの加工を行っていた。積極的な設備投資に伴う金融機関からの借入金が高水準であったほか、損益が低調に推移。長く債務超過を余儀なくなっているなか新型コロナ感染拡大の影響で取引先の時短、休業、出荷停止などの事態で受注が減少し、収入が落ち込んでいた。