埼印工 みぬま福祉会KOBO-SYUとのコラボプロジェクト「アートカレンダー2023」販売へ

埼玉県印刷工業組合(埼印工)は、社会の課題解決のために印刷産業が役立てることに取り組む事業として、昨年度に引き続き、みぬま福祉会KOBO-SYUとのコラボプロジェクト「アートカレンダー2023(工房集名入れカレンダー2023)」を販売することとなった。購入の申し込みは8月1日から10月末まで受け付けている。
カレンダーはB3サイズ(W364×H515㎜)。名入れは黒1色と黒1色+特色の2つから選択できる。価格は、黒1色名入れ:50部55,000円~。

カレンダーに採用している作品を提供する工房集(KOBO-SYU)は福祉施設であり、社会福祉法人みぬま福祉会を利用するメンバーの表現プロジェクトを社会につなげるための活動拠点として2002年に開設された。 「そこを利用する仲間だけの施設としてではなく、新しい社会・歴史的価値観を創るためにいろんな人が集まっていこう、そんな外に開かれた場所にしていこう」という想いを込めて「集(しゅう)」と名付けられている。
施設はアトリエ、ギャラリー、ショップ、カフェを備え、障害のある人たちとともにゆるやかに変化しながら、本来の福祉施設の枠を超えた魅力ある場所として、福祉関係者だけでなく建築家、アーティスト、キュレーター、家族、企業など、障害のある人本人を中心に様々な人を巻き込みながら、多くの人が集う場となっている。

現在、みぬま福祉会のアート活動としては、現在、12のアトリエを中心に150名程が、仕事として様々なアートを生み出し、国内外での展示会への出展や企業との協働、フランス・パリの国立近代美術館に作品が収蔵・常設展示されるなど、高い評価を得ている。

同カレンダーは、50部から販売。名入れができるので企業の年末年始のあいさつなどで利用できる。障害者施設とのコラボレーションにより誕生したカレンダーでもあるため、採用することでSDGsを意識した企業活動の一貫とすることもできる。


【アートカレンダー2023 プロジェクト趣意:埼玉県印刷工業組合 理事長 惠 勇人】

同プロジェクトでは、印刷組合が中核となり国や地域の行政だけでは埋めることの出来ない課題を、微力ながら解決出来ないかと考えました。
バリアフリー化が進み行政による福祉サポートが行き届いているかに見えながら、障害者と健常者を分け特別に扱う現在の仕組みには様々な障壁が存在します。それを打破し、お互いに関わりあう機会を増やすことで既存の考え方に捉われず性別・国籍・年齢・身体・意識の違いによる課題を「現代アートにふれて暮らしを豊かにする」ことでクリエイティブに解決しダイバーシティ社会実現への一助となることを目的としています。それに伴い、このカレンダーに名入れする企業様(個人も含む)を募集致します。昨年度もたくさんの皆様にご賛同いただき誠にありがとうございました。
今年もより多くの方に知っていただき、このプロジェクトに「共感」していただける企業の皆さまを、お待ちしております。

「工房集名入れカレンダー2023」申し込みについて
受付期間:8月1日~10月31日
発送予定:11月下旬より順次発送
社名データ等 申込・送付先: saikyo insatu@ag.wakwak.com

埼玉県印刷工業組合 事務局 
メール saikyo insatu@ag.wakwak.com
*申し込み専用フォームからも申し込み可能

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