吉田印刷所 印刷代無料で薄紙テスト印刷の受付開始
吉田印刷所(新潟県五泉市)は3月6日、印刷代を無料とした薄紙へのテスト印刷の受付を開始する。
吉田印刷所は2012年から薄紙印刷に重点的に着手。主要な薄紙「グラシン紙」「tカラペ」「純白ロール紙」「薄葉紙 菊」「レーヨン紙」などへのオフセット枚葉印刷機による商業印刷に成功している。薄紙印刷は紙の種類によって、紙の準備方法や印刷機の設定が異なり、印刷オペレーションの技術力が必要となっている。一方、顧客の要望には偏りがあるため、印刷に使われない種類の薄紙もある。このため、同社では要望が少ない薄紙について自社内で独自に印刷の柄と薄紙を用意し、印刷テストを行い、技術向上を図ってきた。
今回のサービスは薄紙印刷サービスの提供に同社の印刷技術向上のための印刷テストを相乗りさせるもので、薄紙に印刷したインナーラップやDMを検討する顧客に対し、サンプル等の印刷代を無料にする。ロゴやイラスト、写真などを薄紙に印刷した時の印刷仕上がりや、薄紙の透け感と、包装した際のデザインとのマッチングを検討するサンプル印刷として利用できる。
3月の受付数は8名(1名 1面データ)。先着順で締切は2018年3月11日(日)。用紙はtカラペ ホワイト19g/㎡。A4サイズ(297×210mm)、数量10枚、プロセスカラー4色の片面印刷となる。
次回は4月に「グラシン紙 薄口 25.8g/㎡」での印刷テスト実施を予定している。