印刷革新会は来年2月、サンシャインシティコンベンションセンターで開催されるpage2024に出展する。

印刷革新会はクイックス（愛知県刈谷市）、佐川印刷（愛媛県松山市）、正文舎（北海道札幌市）の印刷会社3社と、リコージャパン、ホリゾン・ジャパン、J SPIRITS、コニカミノルタジャパン4社の印刷関連ベンダーで構成。需要創出から生産現場までの“自働化”で印刷プロセスの全体最適化を目指している。

印刷会社3社は自社の自働化プロセスに投資し、ベンダー各社と印刷会社3社の実務担当者が連携して各社の案件ベースで自働化システムを構築。ベンダー各社が他の印刷会社に、印刷革新会で実現した自働化の実績を水平展開することで、印刷業界全体の活性化につなげる。また、若年生産労働人口の減少に伴う人材獲得や技術継承の課題の解消、働きやすい労働環境の構築など、業界の持続可能性を高めていく。

印刷革新会のブースでは、印刷会社3社の生産現場で生み出された自働化ソリューションを披露する。印刷プロセスを自働化することで実現するセル生産や、RPA（ロボティクス・プロセス・オートメーション）を活用した受注情報からの印刷指示書の自動発行、経営情報システムへの生産実績のフィードバックなどを実演。印刷会社3社の実務担当者が生産現場で実際に稼動・運用している状況を説明する。

2月14日には印刷革新会の印刷会社、ベンダーによる実務担当者のセミナーも予定されている。