印刷工業会 年末懇談会を開催、“女性活躍”の部会報告も行う
印刷工業会は、年末会員懇談会を、12月12日、明治記念館で開催した。懇談会は、第1部が経済産業省商務情報政策局コンテンツ産業課の山田仁課長による講演「コンテンツ関連産業の今後の展望について」が行われ、グローバル社会におけるコンテンツ産業の市場動向と、日本におけるコンテンツ産業に向けた可能性について、解説された。
第2部の懇談会で挨拶にたった印刷工業会の山田雅義会長は、印刷業を魅力ある業界にしていくための様々な活動を行っていることに触れ、「業界全体が厳しい状況が続いているが、会員企業と力をあわせて、魅力ある業界に向けた課題に今後とも取り組んでいきたい」とした。
なお当日は、懇談会の前に、女性活躍推進部会における分科会報告会も行われ、現在の事業活動の進捗状況について発表された。
報告会では、①多様な働き方への意識改革分科会、②キャリアデザイン分科会、③職場のコミュニケーション分科会、の3つの分科会の取り組みを報告。
アンケート調査や企業訪問なども行いながら、印刷会社の現状、女性活躍を進めている企業の事例、調査・研究の中から見えてきた新たな課題などがそれぞれに発表された。分科会の過程において、いずれも課題に取り組むためのツール作りにも着手していることなどが報告されている。
発表する過程では、印刷工業会の執行部からも女性活躍の枠を超えた働き方に関する質疑・提案などもあり、活発な意見交換が行われた。また、女性だけでなく男性にとっても共通した課題があること、コミュニケーションを高めていくことなどが、共通した課題として語られた。