千修 第19回イラストレーションコンテスト表彰式を開催、イラスト部門『ぼくのロハスえにっき』、写真部門『希望あふれる世代』が最優秀賞獲得
株式会社 千修 は、11月8日、「第19回千修イラストレーションコンテスト」の表彰式を、東京都千代田区の千修本社ビルのB2Fファンタジアホールをリアル会場に、オンラインを併用してのハイブリッドで行われた。
10月18日に審査員の伊東順二氏、山岡茂氏、宮澤正明氏を迎え、厳正な審査が行われた結果、最優秀賞となった獲得した野波夕夢さんの作品『ぼくのロハスえにっき』(イラスト部門)と上杉裕昭さんの作品『希望あふれる世代』(写真部門)を含む各賞が発表された。
第19回目となる同コンテンストは、イラスト部門と、昨年新たに創設した写真部門の2つの部門で作品を公募。イラスト部門には456人から564作品、写真部門には266人・549作品が寄せられた。なお、今回のコンテストには、16歳~87歳という幅広い層から作品が寄せられ、2年目となる写真部門には前回の3倍にあたる作品が集まった。
表彰式冒頭、あいさつにたった下谷友康社長は、昨年を上回る応募があったことについてお礼を述べると共に、昨今の情勢を振り返りつつ、社会のデジタル化でカタログ、ポスター、カレンダーなどの市場が縮小し、取扱説明書なども電子化が進んでいることに触れ、「少し寂しい気持ちがします。こういう時代こそ、人の手が加わった作品への欲求が戻ってくるのではないかと思います」と述べ、オリジナリティあふれる受賞作品に敬意を表した。また、コンテスト活動をはじめとする各種事業を通じて、「社会と人を繋ぐ仕組みづくりができればいいなと思っています」と抱負を述べた。
今回の受賞作品について、伊東順二氏が総評を述べ、「個性豊かな作品が揃った。イラスト部門ではこんなことをするのか!と驚かされもした。写真部門の作品は、その瞬間を撮る才能を持っている人なのだと思う。期待感が高まる審査だった」と振り返るとともに、「私は審査をするに際して、この人と仕事がしたいかどうかという視点で作品を見ていく。上位入賞の作品はいずれも、一緒に仕事がしたいと思わせる作品だった。刺激を与えらえる作品が選ばれた」と述べた。
また山岡茂氏は、イラスト部門の最優秀賞作品について「話題を提供してくれた作品。新しい個性的な表現に魅せられた」と評価した。
宮澤正明氏は写真部門の最優秀賞について「写真作品は、空間と時間が大切なポイントになる。3次元的空間を2次元的に表現した作品で決定的な瞬間を撮ることができる経験値が高い人であることがわかる。バランスもよくアングルもいい」と評価した。
「第19回千修イラストレーションコンテスト」の上位入賞は次の通り。
【イラスト部門】
最優秀賞
『ぼくのロハスえにっき』
野波 夕夢さん
優秀賞
『宇宙服と水やり』ぜきこ さん
準優秀賞
『円窓』浦野 志郎さん
『うみどり』一関 世凪さん
【写真部門】
最優秀賞
『希望あふれる世代』
上杉 裕昭さん
優秀賞
『強気』芳澤 はんな さん
準優秀賞
『親子愛』岡本 紳吾さん
『競争』大上 麻衣さん
イラストレーションコンテストの受賞作品を含む詳細は、千修のホームページで紹介している。
イラストレーションコンテスト | 千修(SENSHU) (senshu-g.co.jp)