北印工札幌支部 PODメーカー4社見学会④~リコー 最新デジタルワークフロー紹介
北海道印刷工業組合札幌支部主催の「PODメーカー4社見学会&プレゼンテーションバスツアー」が11月17日、札幌市内で開催され、リコージャパンが同社のソリューションを紹介した。
プレゼンではdrupa2016にも出展された次世代デジタルワークフローソリューション「Batch Builder」の効果を説明した。Batch Builderは多品種・小ロットのジョブを効率的に処理するもので、同様の属性のジョブを自動でまとめるほか、プリフライトチェックを自動化。これにより人手に頼っていた印刷前準備を省力化する。また、ジョブの進捗状況を可視化する。欧州のユーザー事例紹介では1ジョブ10分かかっていたプリフライト、現場へのデータ渡し、印刷設定を効率化したことを報告した。
その後、新しいコントローラ「R-61」を紹介。コダック、ハイデルベルグ、SCREENのワークフローと連動することで、PODとオフセット印刷のハイブリッド化を可能にしている。プレゼンではリコーのラグビーチーム「ブラックラムズ」の中綴じパンフレットの事例を説明。同パンフレットは通年で使うページをオフセットで、バリエーションのあるページをPODで印刷している。このほか、drupaでホリゾンと協業した事例も報告した。
ユーザー事例報告では神奈川県の栄文舎印刷が、小ロットA4三つ折りの会社案内を提供し、地域の中小企業を支援している取り組みを紹介した。