出版取次の太洋社が破産手続きの開始決定を受ける~自主廃業を断念

出版取次の株式会社太洋社(東京都千代田区)は3月15日、東京地方裁判所に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。自主廃業の準備を進めてきたが、主要販売先の株式会社芳林堂書店が2月26日に破産手続きの開始決定を受けるなど、自主廃業を断念した。負債は約76億2900万円だが、変動する見込み。出版取次の倒産では過去2番目の規模となる。

同社は主にコミックの扱いに注力し、2005年に486億円の売上を計上していたが、2016年6月期に171億円に売上高が落ち込んでいた。

関連記事

最新記事