凸版印刷 繡仏の微細な質感を再現
凸版印刷は、京都市の真正極楽寺、独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館と、高精細デジタル撮影と微細な凹凸の質感の情報取得により、真正極楽寺が所蔵する、江戸時代に製作された4.12m×3.99mにおよぶ刺繡で表された仏画である「刺繡當麻曼荼羅(ししゅうたいままんだら)」のデジタルアーカイブを実施。 取得したデジタルアーカイブデータを用いて、光源の変化によって表情が変わる刺繡糸の質感を凸版印刷の独自技術により再現し、繡仏の光沢や刺繡技法を鑑賞できるタブレット端末用VRコンテンツ『刺繡當麻曼荼羅』を製作した。
同コンテンツは7月14日から8月26日まで、奈良国立博物館で開催される修理完成記念特別展「糸のみほとけ-国宝綴織當麻曼荼羅と繡仏-」で公開される。