凸版印刷 微細印刷で新しい色表現、セキュリティーやエレクトロニクス分野へ

凸版印刷は、マイクロ単位(マイクロ:100 万分の1)の微細印刷技術と高精度な位置決め技術の融合によって、4 色カラーインキを用いた新しいカラー表現印刷技術を確立した。新技術を使うことで、偽造防止や真贋判定などのセキュリティ印刷や、導電性材料と絶縁性材料の組み合わせによる微細配線回路を活用したセンサー、ウエアラブル端末など幅広い展開の可能性がある。

新技術は4 色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の線幅と間隙を任意に制御し高精度に配置することで、より高精細な階調表現印刷が可能。色を重ねて印刷するのではなく、色を規則正しく並べて印刷する技術であることから色本来が持つ彩度をそのまま保つことができる。また、通常見る範囲ではごく普通の画像として写るが、拡大すると細線が規則正しく並べられた集合体である特殊な印刷技術のため、この方式そのものが偽造されにくくセキュリティ性を有した印刷物となる。さらにその中にマークなどを埋め込むことも可能。

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