凸版印刷 デジタル印刷でレトルト包装印刷を可能に、強粘着接着剤トップマー開発
凸版印刷は汎用のラミネーション機械で加工でき、レトルト対応製品に使用可能な強密着接着剤「TOPMER™(トップマー)」を開発した。これによりデジタル印刷機でのレトルト包装への印刷が可能になる。
これまでの小ロットのレトルト包装を生産する場合は、既成の無地袋にラベル貼りで対応することが一般的だった。デジタル印刷の活用により、小ロットでオリジナル印刷の展開が可能で、複数デザインのパッケージ展開や、テストマーケティング、数量限定パッケージなど、 幅広い用途に活用できる。また、必要な枚数を必要な時に生産できるため、余分な在庫を作らず、 廃棄ロス削減にもつながる。
トップマーは130度×30分のレトルト殺菌に対応。 耐熱性・耐水性が向上したことで、 レトルト殺菌用途以外にもボイル殺菌や電子レンジ加熱にもデジタル印刷の使用を可能にした。デジタル印刷でありながら、従来培ってきた情報加工技術を応用することで、店頭効果の高い印刷再現を可能にし、グラビア印刷と同等の品質を実現している。
トップマーは2021年2月24日(水)から26日(金)に開催される「TOKYO PACK 2021-東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブースに出展される。