凸版印刷 チェコに再生可能エネルギー活用を実現する環境配慮型の透明バリアフィルム生産拠点を新設

凸版印刷株式会社は、2024年末に透明バリアフィルム「GL BARRIER」の生産工場をチェコ共和国に開設し、稼働を予定していることを発表した。

「GL BARRIER」は凸版印刷が開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアィルム「GL FILM」を軸とした総合バリア製品ブランドであり、「GL FILM」は独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮する。
現在、世界のパッケージ市場では、循環型社会の実現に向け、有限な資源を効率的に利用/再生産し、持続可能な形で循環させることが可能な環境配慮型パッケージが求められており、特に環境先進国である欧州諸国では、環境適性/リサイクル性能に優れたパッケージの需要が急速に高まっている。

このような市場動向において凸版印刷は、パッケージの脱アルミ化やリサイクル適性に 優れたモノマテリアルパッケージ供給などに貢献する、優れた環境適性を持つ「GL BARRIER」を、これまで以上にグローバルへ拡大させるべく、欧州への工場開設を決定した。

本工場は環境負荷軽減に向けて、エネルギー使用量を低減する高効率生産設備の導入や、再生可能エネルギー活用などを実施する環境配慮型の工場となっている。

今後の展開として、社会的価値創造企業の実現に向けて、透明バリアフィルム「GL BARRIER」 のグローバル展開を加速し、2025年度までに海外パッケージ関連事業で売上高1500億円を目指す。

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